太陽が出てるだけ

相対性理論シンクロニシティーン』聴いた。
やくしまるえつこの声を「ノイズ混じりのウィスパーヴォイス」と認識していたのはどうやら間違いだったらしい。
「子どもがお母さんに甘える声」みたいな表現が正しいようだ。
『アワーミュージック』が駄目だったのは、この「子どもらしい甘え方」を捨象してオシャレなウィスパーヴォイスとして扱った(歌わせた)ところにもあるのだろう。
シンクロニシティーン』ほどノイズ成分が少なければ、複雑なコード進行でも表現できそう。
このアルバムのスタンスなら「もりばやしみほの直系でチャットモンチー時代に適応した発声」といった系統分類ができそう。洗練されることで分類不能を脱したというか。
シンセの使い方が上手くなったな。あとベースが主張しすぎなくなった。
コード進行は相変わらず4小節の循環コード。このバンドはいつディスコに呼ばれても普段のナンバーのまま対応できるだろう。
「ミス・パラレルワールド」の「パラレル」連呼が好き。
このアルバムはしばらく俺のヘヴィーローテーションになると思う。全曲いい。