夜明け前

向谷実のUST観てた。
プロの現場を見るっていうのは、具体的に明示できるような知識を得たとは言いづらくても、なんか得てる。弟子とかローディーとか、そういう立場で得るべきものと同種のものを回線ごしに得させてもらっている。
このUSTはおそらく、音楽制作には金と設備と技術が要るんだっていうことをわかってもらう趣旨だろうと思う。そのことには大賛成だ。しかし、金と設備を極限まで削り技術は一人で全部やるっていうシーンにいる俺としては、やたら無駄が多いとも感じる。完成した音楽も若者には全くウケそうにないもので、あれを観たコピーレフト派の(音楽制作の知識の無い)若者は「これだけの設備使ってもこの程度?プロって糞だな」と思うのが普通だろうと思う。