布団の中でリズムを考える

扁桃炎で寝てて暇なので、積読していた七類誠一郎『黒人リズム感の秘密』を出してきて読み始めた。
驚いた。最近フェラ・クティやらジェフ・ミルズやらを聴きながら考えていたことと同じことが書かれていた。ように見える。
最近までアフリカ系のリズムと言えばポリリズム、そしてテンポが速い程偉い、と頭で考えていた。
今は思う。ポリリズムは結果にすぎない。体幹で4つ打ちのパルスを感じるのが要だ。その上で、集団即興をすれば自然とポリリズムになり、トラックメイキングをすれば自然と調性がなくなる。
頭で誤解していただけで、おそらく体では最初からわかっていた。頭で「テンポ速い方が激しいリズムになって高度だ」と誤解して無理してテンポ速めに作った曲も、聴く時は体幹は2拍のパルスにノっていた。
つまり、速いテンポの曲では俺は無理をしていた。そして、その無理は何ら必要でなかった。
これはアフリカ系に限った話ではないと思う。俺は100%徳島の血統だが、例えば阿波踊りはテンポが速く手の動きが派手だから誤解を与えるが、体幹は2拍のパルスにノっている。
……まだ考えがまとまってないな。