(この記事の前半部分は11月4日現在の筆者はほとんど間違っていると思っていますがそのまま残します)
わかったぞ。音響が美しいのは、フリーソフトに限定する人と、機材にかけられる金に上限が事実上ない人の、2種類だ。中間は駄目だ。中間は、頭で鳴った音を、妥協した機材で不十分に現実化してしまうからだ。フリーソフトに限定する人は、機材から出発しその機材でできる範囲で面白いことをやり尽くすことになるから、妥協が入らない。また機材にかけられる金に上限が事実上ない人も一周回ってその境地に辿り着く。即ち、現在の人類が手にした技術の範囲内で限界を攻めることができるという方向から、妥協がない境地に辿り着く。つまり、頭で鳴った音を手持ちの機材で再現したのでは、音が劣化するのであって、手持ちの機材から発想してその最高の音を曲にしなければならない。
俺は上の分類で言えば中間だが、機材を限定すれば上述の境地に行けるかもしれない。先月のアルバムは一応、iELECTRIBEとAlbinoとX50とPro Tools 8とMcDSPにほぼ限定したけど、エフェクト関係で限定が甘かったし、機材をちゃんと知り尽くしていたわけでもなかったので、まだ上述の境地に到達できなかった気がする。もっと機材は縮小した方が面白いんじゃないか。
最近のKORGのガジェットが面白いのは、機材から出発する発想ができるように作ってあるせいじゃないだろうか。それなら汎用性を犠牲にしてガジェット系機材に限定して音楽をやった方がむしろ音楽のクオリティは上がるんじゃないだろうか。書いていて気がついたけど、汎用性というのは即ち、頭で鳴った音を忠実に再現する環境のことであって、そんなものを追い求めているうちは本当の音楽はできない。音楽制作の練習はできるかもしれないが、それは本当に役に立つ練習なのだろうか。
UTAU界隈が面白いのは、フリーソフトに限定する人が多いからだと思う。ボカロははまるうちにどんどん不要な機材を買い足してどんどん機材より頭(ありえない理想)で作っていくようになる傾向がある気がする。
↓観た。
日刊VOCALOIDランキング 2010年10月28日 #991 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12575746
↓久しぶりにオヌヌメのマイリスト( http://www.nicovideo.jp/mylist/21382583 )に入れた。俺、1拍ごとにコード楽器がスタッカートしてて、1拍が3分割されてる曲が好きなんだな。今まで自覚してなかった。オヌヌメのマイリストの半分がそうなってるんだから認めざるを得ない。
初音ミク】恋のシャッフル、アン・ドゥ・トロヮ!【オリジナル曲】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12517185
Twitterは復帰することにした。まだ俺の思考内容を覆う濃い色の毒は思考内容の5割ぐらい残ってるけど。今は空色。