うう

日付が変わってしまった。今日もDAW作業まで行かなかった。いや、iELECTRIBEからバウンス(ちなみに全パートをソロにして別々にバウンスしている。この作業は慣れたら意外と楽にできた。全パートというか、キックとその上に乗せるノイズは同時にバウンスしてるけど)したリズムをDAWに取り込んで、ベースの音色選んだりはしてみたけど、このベースの音色使うかどうかはわからない。
何をやっているかと言えば、昨日から循環コードを書いて書いて書いている。A4の紙にずらずらと。書いたコード進行の修正を繰り返しているうちに、結局どれも「修正したら同じになる」というところにぶち当たった。
例えば、丸の内サディスティックに今は何故か代表される「bVImaj7 V7 Im7 bIII7」の循環コードと、00年代アニソンの代表的なコード進行の「IVmaj7 V7 IIIm7 VIm7」は、突き詰めていけば同じに思えてくる。どちらも、サブドミナントドミナント→トニック→セコンダリードミナント、の流れになっている。後者のVIm7には一見セコンダリードミナント的な要素が見えないが、一音シャープにしてVI7にすれば(実際にこの形も多い)IVmaj7に解決できるから、考えているうちにセコンダリードミナントとの置換可能性が見えてきて、突き詰めれば同じ機能を持っているとしか思えなくなってくる。
更にこの思考で眺めると、いわゆる枯葉進行の「IVm7 VII7 bIIImaj7 bVImaj7 IIm7b5 V7 Im7 I7」は先述した4コード循環の仕組みを2つ連結したものということになる。先日うpした俺の『近所の嘘』ではこれを変形して「IVm7 VII7 bIIImaj7 IIIdim IIm7 V7 Imaj7 I#dim」にしたわけだが、こっちを見ると露骨に先述した4コード循環をdimを媒介として転調して連結しているだけなのがよくわかる。翻って枯葉進行を見ると、先述した4コード循環を長調から平行短調に繋げたものであることがよくわかる。
4コード循環なら古典的なのはImaj6 VIm7 IIm7 V7という、先述した仕組みを半分ずらしてトニックから始めた形になるだろうが、今主流なのはサブドミナントから始めた形だろう。そしてその形のものは、その形を使うと決めた瞬間に、理論操作で全部導出できてしまう。機械的に導出できるとわかってしまうと、そこに新規なものを導入する必要も余地もない気がするから、楽になる、と、昨日の夜は思った。でも今日またコード進行を探っているうちに、意外と創意工夫の余地はある気もしてきた。でもあんまりそこに創意を凝らすのは得策ではないだろうな。今回は凝らしてるけど、俺がどんなに凝ったところで俺が知らない曲で既に使われてるに決まってるし。
という調子で、コード進行考えるのはなんか楽しくなってノってきてしまったのだが、この曲はアレンジが難しいかもしれない。あんまり具体的なアイディアないままここまで来てしまった。というかやっぱり持ち札を、一度増やしても忘れてしまうから、アレンジに着目していろんなポップス聴いて増やしていかないと。増やして使って増やして使って、を、1ヶ月も続ければ結構忘れない持ち札も増えてくるんじゃないかなという気がするので、ボーマス(ウタマス)申し込んじゃったし、頑張ってみる。
もう全然、1日1うpには程遠い。