『必然の森』の歌詞とコードと楽曲解説
【UTAUオリジナル】必然の森【雪歌ユフ連続音】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15197075
歌詞
葉緑素の群れに一匹の肌色
考え事してた簡単慢心手の平が
さっぱりはっきりもっと細かく感心したい気持ち
貝殻見つけたらそこにいる必要もない金縛りの混乱に乗じて禁忌を犯してた
間違い探し終わるたった今から終わる
くっきりぽっきりしゃっきりするだったらいいことあるの?
水色の背伸びがカマキリのように見えた暑さも遠くからずっとずっと急かしてる
寒さも近くまでそっとそっと早くに
感じて免じてこれくらいから
あなたを見てた石のように柔らかいお話をしてねえ早く
杯のように揺れてる木の葉の舞うまでは
歪んだ観念叩きつけ割れた手順で乾く
言葉が溢れたまた紙の上から必然性のない一滴の雫が
わかりきった話深淵遠大大声で
勝手に単語の意味を作り手探りで伝播する
日常感枯らしてアスファルトに座ってた口実なら作るよよっぽど変なこと言うと
蓋然性は高いさっきの漫画で読んだ
改善の余地のある運命考え考えてない
回文から見えた嘘がまるきり見えた現実感も遠くまでずっとずっと離れてた
生活感も近くからそっとそっと見ないで
今日のところはこれくらいかな
あなたがいれば海のように果てしないか認識したなら全て
風のようにきらめいて儚く触る形
囲った文章読み返さず土の中で迷う
感じたことなら緑色をしてる
コード
A
Fmaj7,Dmaj7,Fmaj7,Dmaj7,C#m7b5 F#7,Gmaj7,Bbmaj7,C7
Fmaj7,Dmaj7,Fmaj7,Dmaj7,C#m7b5 F#7,Gmaj7,Bbmaj7,D7
B
Gmaj7,Amaj7,Gmaj7,Amaj7,Gmaj7,Amaj7,Bbmaj7 Abmaj7,Gbmaj7 Gbdim
C
Bbmaj7,Abmaj7,Dbmaj7 C7,D7
間奏
Gmaj7,Amaj7,Gmaj7,Amaj7,Gmaj7,Amaj7,Gmaj7,Amaj7
解説
同じ構成音のペンタトニック・スケールに転調と借用コードによって変化記号がつき別のペンタトニックスケールへと変容していくことを楽しもうと思って作ったもの。
基本はFGACDのペンタトニック・スケール。転調や借用コードによって変化記号が付いて例えばF#GAC#DになるとこれをDから見れば沖縄音階。こうやって多種多様なペンタトニック・スケールを1曲の中に使いまくるのがこの曲の狙い。
Aの部分はD major keyに同主短調からの借用が入りまくる。
Bの部分はリディアン・モードの平行移動。
Cの部分はF major keyの中に同主短調からの借用が混じる。D7は平行短調の同主長調の臭い(というか平行短調のピカルディ終止と言うのかな)。
どういうペンタトニックを使ったのかも自分が後で見返すためにメモしておきたいがめんどくさいので文章で書く。原則的にそのコードが属する調の調号の影響を受ける。例外としてセコンダリードミナントの部分だけそれに加えそのコードの3度や7度の音が変化する。Bの部分はコードのルートから始まるリディアン・スケールから5音を選ぶことになる。
アレンジはテクノポップというかテクノ歌謡っぽくシンセ音ばっかりで音数少ない感じにしたかったけど、結局音数増えた。