白昼の不眠症

capsule『ハイカラガール』(2001年11月21日発売)聴いた。
10年近く経つとさすがに音色が古臭い。
デジタル環境も、90年代前半以前のものになるとビンテージ価値も出るものだろうが、この頃になると現在のパラダイムのまま単にスペックが低いだけ、っぽくて安っぽさを感じる。
今の中田氏との異同としては、
異は、デジタル波形のシンセを使う、フィルターを開きすぎない、コード進行が長い(反復が少ない)
同は、メロディーのセンス、暗い要素がない、ピアノの音色で前後のノートの間に切れ目を入れない
まあセンスは、他の人もみんな、人生を通してだいたい一貫するのかもしれないな。そうすると、変わらないセンスと変わる技術が一致した瞬間に傑作が生まれるのかも知れない。センスは盗めるものだろうが、そうして盗んだものを好きと思わないとちゃんと活かす気にならないから、結局変わらないんだろう。
曲は、「神様の歌声」が好き。シンコペーションが心地良い。