そういえば、マイリスト登録をニコレポに流すのやめたのだが、ここに書いてなかった。
Twitter連携していて、しかもニコレポに流すと、マイリスト登録がフォロワーにオススメする的な意味合いを持ってしまう気がする。(1)フォロワーにオススメしたいものと、(2)俺のオススメを聴きたい人にオススメしたいものと、(3)俺が楽しいと思うものとは、必ずしも一致しない。(1)はTLに流し、(2)は↓このマイリストに入れ、(3)は「とりあえずマイリスト」に入れることにした。
最近のオヌヌメニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/mylist/21382583
今回うpした動画は、伸び方は派手ではないけど、聴いた人からは割と好評をいただいていて、嬉しい。自分が好きなように作ったものを他人にも楽しんでもらえたことが嬉しいというか、そこに凄く安心する。
今回の曲には自分が納得していないものは極力入れていない。例えば、俺は曲の部分が変わる瞬間にクラッシュシンバルを入れることにあまり納得していないので、そこは全部ウィンドチャイムで代用している。そうやって作ったものが他人にも伝わったことが嬉しい。自分の趣味が他人の娯楽にもなるような落とし所をやっと確信を持って見つけることができるようになった、そんな気がする。過去にもそういう落とし所に行き着いたことは何度かあったけど、過去のは偶然でしかなかった気がする。今回は「ここだろう」と思って作り、本当にそこだった、という気がする。
ニコニコ動画を見ていても、30代のPが作るものにはだいたいそこを探り当てて作られている感じを受けていたので、自分もちょうど30代になってその域に達することができたということかもしれない。自分がその域に達することができるのか不安だったけど。
普段他人の動画をチェックしていると、俺が見た瞬間の再生数やマイリスト数しか目に入ってこないのに対して、自分で動画をうpすると、一つの動画の伸び方を経時的に観察することになる。すると従来見えなかったものが見えてくる。例えば、音楽カテゴリランキングから来る人は少なくて、Twitterに誰かが貼った時にそのリンクを踏んで来る人が多いっぽい。最近どうもうp直後に爆伸びする動画が多いなとは思っていたけど、それはこのせいだろう。ちょうどデマがRTの連鎖で爆発的に拡大するのと同じような動きが動画の伸びにも反映される。
今回の俺の動画が影響力の大きい何人もの人にツイートしてくれたりブログに書いてくれたりしたことはありがたいことだった。地形効果的には何故かかなり有利な位置にいたんじゃないかと思う。あと、一番効いたのは自分でフッタに貼っていたことのような気がする。フォロワーのフォロワーよりも、フォロワーの方が踏んでくれる率が高いのは当たり前だ。そうか、すると連作して第一次的に俺を知っている人を増やしていけばもっと伸びるようになっていくんだろうな。
今回のはUTAU動画で、音楽カテゴリだから、ボカロはまた事情が違うだろう。しかし、聴き手としては前述したように自分が見た瞬間の再生数やマイリスト数しか意識する機会がないのに対して、今回うp主として経時的な「伸び」を見る視点を得たので、今後動画の伸び方というものを意識していこうと思う。伸びと言うと荒れやすい話題だけど、どういう層の人がどういう趣味をしているかはみんな意識せざるを得ない(意識しないと例えば「おっさんホイホイ」という言葉すら使えないからみんな意識してるはずだ)からその精度を上げていくことは有意義で、そのためには伸び方を見るのが手っ取り早い。そしてうp主としては、誰の元へ曲を届けるかという大問題だ。
あともう一つ、今回の動画をうpして痛感したことがある。安心感だ。満足感と言ってもいい。よく言われる言い方で言えば「承認欲求が満たされた」ということになるんだろうけど、俺の感覚では少しニュアンスが違う気がする。俺はずっと働いてなくて、しかも働きたいのにいろいろ失敗して働けていないだけなので、誰かの役に立つ感覚に飢えている。こういう動画で楽しんでもらうことを「役に立つ」と言うのは大袈裟な気もするから、社会に参加している感覚と言ってもいい。自分の存在がくっきりと浮かび上がる感覚。しかも前述したように今回は自分の好きなようにやったことが他人に承認されたわけだから、より自分がくっきりと浮かび上がる。じゃあ承認欲求か。とにかくこの安心感によって、以前の自分がキレていた事件を思い出しても今はキレる必要を感じない。まあこの安心感も時間が経つにつれどんどん減っていくだろうけど。俺は元々法律が嫌いなので、法律の勉強をしているとこの承認感が減っていくような気がする。法律家として承認されるのは俺にとっては承認を削られることに繋がる。ちょっと話が逸れたかもしれない。
さて、近況報告的なことを書くと、月末が近くなってきたこともあって、しばらく雑用に取り組もうと思う。雑用が終わった後、体力にある程度余裕があればまた曲を作りたい。体力に余裕がなければ聴き専になるし、体力がもはや病人と言えないぐらいに回復したら法律の勉強をするので、体力に中途半端に余裕があった場合のみ曲を作るんだと思う。そして今回の曲で「その域に達した」と感じたので、このまま曲を作り続けて十分な数溜めることができたならば以前にもちらっと書いていたようにiTunesで売るようなことをしてみたい。と思って今回はCCライセンスでSoundCloudにうpするのはやめておくことにした。