10年代ボカロオリジナル曲再生数50万以上(42曲)プレイリストを作って聴いてる。2周した。
スクショ↓
http://twitpic.com/56sxr3
高速BPMとか2小節単位で3拍目終わり4拍目始まりのリズム、という以外の共通点も見えてきた。
まず、ロックだ(当たり前だ、と言われるかもしれないが)。ディストーションギターと生系ドラム音源。が、ほとんど。こうなるとギターが弾けないというかエレキギターが好きじゃない俺には真似できないなあと思うがまあ、聴いてるとこの編成にはこういう意味があるのかなと思う。すなわち、高域のノイズ成分で緊迫感を出す。高域のノイズ成分が聴こえると、緊迫感と同時に「あ、伸びる」っていう感じがする。これ例えば、Vengeance(ハウスの有名サンプリングCDシリーズ)のハイハットなんかでは、多分駄目。ハウスみたいな鳴り方じゃなくてもっと鳴り続けていなければならなくて、そして鳴り続けていても不自然でないためには生ドラムを模した音源でないと駄目。
俺の前作は高域のノイズが無さすぎた。まあ、音律いじるためにAlbinoばっかり使って、Albino使うとどうもピコピコしてしまうからというのが大きいけど。前々作は結構高域のノイズがある(ハットやスネアがザラザラ感を強調するようなサンプルだし、シンセ音も結構歪ませてるし、フルートの音とか使ってるし)から、俺の環境でも高域のノイズで緊迫感を出すのはやろうと思えば多分できるんだと思う。ロックバンド形式から離れても需要があるのかは謎だが。
でもこのプレイリストを聴いてるうちにだんだん、「俺、こんな音楽をやるためにポップスの作曲を始めたんだったか?」という根本的な疑問が生じてきた。厨二マーケットにCDを売れば儲かるだろうし、生活に困窮している俺が生きていく手段の一つには成り得るかもしれないが、俺がやりたかったポップスをやって、それのマーケットの規模が再生数で言って上限8,000ぐらいでも、それで別にいいんじゃないか、本来それがやりたくて作曲やってたんじゃないのか、とか思ったりした。
でも書いていて今思ったけど、本当にプロデューサーになっちゃえばいいかもしれないな。ギタリストとベーシストを雇ってしまう。それで、今の俺の勘で伸びるものを商業的に考えてプロデュースしてしまえばいいのかもしれない。うん、ちょっとその方向も考えてみよう。ちょっと新しいけど。