昨日から考えてることを書き殴る。

昨日一気に考えが変わった。
全ては「近所のTSUTAYAで「ボカロPが群雄割拠なり☆」っていうポップがついてるCDがあったからどうせミリオンPばっかりで俺とは違う世界だろと思って裏見たら約半数がフォロワーでワロタw」というツイートから始まった。
次に、ボカロクラスタにもミクノポップクラスタとボカロッククラスタがあるんじゃないか、と言い始めた。ボカロ曲の主流がミクノポップ系からボカロック系に移行したのがおそらく2009年。では2009年に何があったのか?これを考え始めたことから、俺の考えがガラっと変わった。
あまり固まっていない今現在の考えを書き殴る。
VOCALOIDタグで再生数ソートしてみると、2009年初めからボカロックの時代が徐々に始まり、2009年後半に高速ボカロックの時代が来ているように見える。
この変化は、ニコニコの一般化戦略、および歌ってみたの流行と軌を一にしている気がする。
10年代再生数上位プレイリスト( http://twitpic.com/56sxr3 )に載っている曲の歌ってみたを聴いてみると、歌ってみたに都合の良いものがほとんどであることがわかる。例えば高速ボカロックは素人のイケメンヴォイスの人が歌った時に歌いやすく、しかも色っぽくなりやすい。
2009年10月29日革命説というのを考えた。「ニコニコ動画(9)」になった日だ。再生数ソートを見ていると、だいたいこのぐらいの時期から高速ボカロックが流行しているように見えた。仕組みとしては、毎時ランキングに辿り着き辛くなる→カテゴリランキングの比重が上がる→歌ってみたとVOCALOIDの2つのカテゴリランキングに載っている曲はそれだけ相対的に人目に触れやすくなり相乗効果で伸びる→歌ってみた映えする曲が伸びる、ということかと考えた。しかし、さっき当時の週刊VOCALOIDランキングを見てみると2009年10月29日を境にいきなり何か変わったという様子は窺われなかった。
「2008年8月7日、毎時ランキング追加→カテゴリに依存せず誰にでもわかる動画が伸びやすくなった→動く動画時代の到来。2009年10月29日、毎時ランキングに辿り着き辛くなった→カテランが相対的に重要に→カテゴリ違いの派生が出る動画が伸びやすくなった→ボカロック時代の到来。という説」を考え悦に入った瞬間もあったのだが、2009年10月29日を境にいきなり何か変わったわけでないとすれば、こんなに綺麗にはなっていないだろう。でも、ボカロ廃としての直感とは一致する。
ボカロ動画の視聴者には、おそらく、音楽を聴いている人と、物語を見ている人と、一般のニコ厨と、3種類いるのではないかと思う。音楽だけで魅せると再生数の上限が1万ぐらい、物語で魅せると上限が20万ぐらい、派生によって広くニコ厨の目に触れると上限が300万ぐらい、となるのではないか。
要するに、今まで「需要に合致したものを作れば爆伸びする」と考えて楽曲分析していたが、「歌ってみた映えするものを作れば爆伸びする」と考えた方が正しい気がしてきた。というわけで今まで考えてきたことをひっくり返す気になった。高速なのは歌ってみた時に荒が見えにくくなるから。3拍目終わり4拍目始まりのリズムは上手く聴こえるから。昨日はこう考えたが、今となってみれば、それだけでもない気がする。やっぱりこのリズムが好き、というのもある気がする。とはいえ、10年代再生数上位の曲が、「音楽が需要に合ったから」伸びたわけではないというのは多分言えると思う。
一昨日までの俺は、10年代再生数上位を見ていて、新しい音楽の流行が生まれてきた!とワクワクしていたのだが、今はそうではないと思う。というわけで、過去1ヶ月間のワクワクが一気に冷めた。
だから別名義を稼働させる気もあんまりなくなった。
ボーマスに何回も行っている人の話では、再生数とCDの売上は一致していないように見える、なんていうのもある。俺が目指すべきは、再生数上限1万の世界で満足できるものを作り、CDにまとめて売ることで、それができればある程度の黒字は確保できるのではないかと思う。
ので、それをやろうかと思う。一周して(?)、4月にうpしたユフ曲の方向に戻ってくる感じになる。
(ちなみに考えてた過程のツイートは一応とぅぎゃられている http://togetter.com/li/145873